フィールド:西湖
時間:17:00~18:30
方法:オカッパリ
釣果:39cm:1匹

東京は春本番、西湖はサクラの咲き始め

標高が900mあり、やはり関東平野と比べて
春の遅い河口湖・西湖。
東京は早ければ3月終わりにサクラが咲き始めます。
当然この日はすでに散ってしまっており、
更に季節は進行してポピーが咲いていました。

西湖釣行記4月26日「リレンジ130SP」でゲット
なんとも風が強い一日でした。

東京での所用をすませ、
西湖に着いてみると、ようやく4月終わりになって桜が咲いているという季節感のギャップ。
ザックリ1ヶ月遅いんだなあとしみじみ思います。

西湖釣行記4月26日「リレンジ130SP」でゲット

風が強く、前回のような表層ワカサギ祭りはあるのか?

予報では、富士五湖での風はさほどでもないって話だったのに、
ついてみると大爆風w。東京で11mだったので、それほどではないものの
5~6mといったところでしょうか?
前回のジジルでプリバスGETのときはあまり風が吹いていませんでした。

表層ワカサギパターンにおいて、風があったほうが良いのか、
悪いのかと言うのには諸説あって、個人の意見差が激しいです。
「風があったほうが良い」という人と「ないほうが調子良い」という人、それぞれ意見があります。

自分の経験ではやはり風は「あったほうがよい」と思っているのですが、
何事も「過ぎたるはなお及ばざるが如し」
爆風すぎるのも考えものです。

爆風すぎるときに困るのが、「濁り」ですかね。
水底の土?泥?が巻き上げられて岸際が茶色く濁ってしまいます。
そのせいかどうか、ベイトフィッシュ(多分ワカサギ)が、
岸近くによってくる気配がまったくありません。

代替プラン、それは「ビッグサスペンドミノー」

したがって、バスは岸近くから1段落ちたところで待機しているのではないかと仮定。
そんな場合、普段だったらソウルシャッドだとかのシャッドプラグを使うのですが、
何と言っても爆風の状況。ちょっとでも投げやすいプラグの方が良いよなあ~~。

春の早い時期で毎年釣果の情報が上がるサスペンドビッグミノーは
こういう状況下で有効なのかもしれない、と閃き、
ジャッカル「リレンジ」をチョイスしてみることに。

ジャッカル「リレンジ」インプレ&130SPと110SPの使い分け。

今回チョイスしたジャッカル「リレンジ」。
種類は130SPと110SPがあって全長は2cmの違いですが、
結構ボリュームが違います。
130は21グラム
110は14グラムですからその差は7グラム。
かなりずっしり感が違います。

西湖釣行記4月26日「リレンジ130SP」でゲット
上が130SP、下が110SP。結構サイズ感が違うでしょう?
実際の使用感についてもインプレしてみることにします。

リトリーブ(ただ巻き)時の抵抗感(巻きの重さ)
意外にも、実際の重量差ほどの違いを感じません。
130SPも細型のミノーなので、やたら重い印象はないです。
トゥイッチ・ジャークなどをした時のキレ・ボトムタッチの感触
130SPよりも110SPのほうが「サクサク」切れ味鋭い感覚。感度がいいように感じました。
飛距離
7グラム重い130SPのほうが飛ぶのではないかと想像していましたが、
そんなことはなくて、意外にも同じぐらいのレベル。といっても130が飛ばないわけではありませんよ。
この後詳細を述べますが、リレンジの最大の美点はその飛距離にあります。どちらも高レベルでした。

大きさが違う130SPと110SPですが、その重量差ほどには、
使用感や飛距離が違うわけではないと言った印象。

すなわち、130でも110でも、同じタックルで、同じように使える=
別々のロッド・リールを用意する必要はない
ように作ってあるのではないかと思いました。

そのシチュエーションでのベストな潜行深度やアクションを判断基準に、
同じタックルで110と130を使い分けると、違いをより明確に感じられると思います。

今回は強風ということもあり、中層よりもボトム中心に攻略したいという考えのもと、
ただ巻きをメインに据えたため、130SP中心のローテーションになりました。

「リレンジ」のいいところとカラー選択について。

春のビッグミノー戦略で昔から定番として君臨しているOSP「ルドラ」というルアーがあります。
もう10年ぐらいの歴史があって、色々なバージョンがあって、人気のルアーです。
リレンジ130SPと同じぐらいのサイズ感なので、リレンジは後発ということになりますが、
その違いはズバリ言って「飛距離」にあると思います。

一言で言ってしまうと、リレンジのほうが圧倒的によく飛ぶ印象です。

ルドラも重心移動システムを採用していますが、リレンジは重心移動にもちょっと一工夫してあるらしい。
詳細はジャッカル社のHPに譲りますのでそちらを参考にしていただきたいと思いますが、
キャストする時「シャコン!」と音がしてオモリが移動し、ぶっ飛んでいきます。

よく飛ぶルアーが必ず釣れるルアーではないし、
飛びの悪いルアーでもよく釣れるルアーは確かに存在します。

しかし、ゲーリーワームやソウルシャッド、TDバイブレーションなど、
名作と言われ、長くアングラーから愛されているルアーは、
よく飛ぶ&投げやすいものが多い
といったことも事実。
飛距離(投げやすさ)と釣果の因果関係は偶然ではないように思います。
(異論は認めますw)

この日チョイスしたのは、ナチュラル系とは対極のカラー。
風が強く、濁っていたこともあり、「ワカサギ」などのナチュラル系ではなく、
赤系である「THホットオレンジ」をチョイス。鮮やかな赤にさらにオレンジのお腹といった、
超アピール系カラーですが、これ、「TH」の名前がついている通り、監修者のJBトップ50トーナメンター
早野剛史プロのリクエストカラー。
ここは信じて使ってみますかww。

ヒット&バラシでタイムアップ

というわけでチョイスしたリレンジ130SP。
ボトムに当てるように、ゴリゴリ、ゴリゴリと引いてきます。
特段にアクションを付けるわけでなく、力いっぱい投げて、
リールのハンドルを巻くだけ、いわゆる「タダ巻き」です。

時々、ヘラブナの群れに遭遇するのでしょうか?
グニグニとへんな感触がします。これはアタリじゃないよなw。

ほどなくして釣り竿がグーンと持っていかれるような感触。
まさかヘラがスレでかかっちゃったとかじゃないよねと思って、
近づけてみると、やっぱりバス。40センチ近いキレイな魚体。

西湖釣行記4月26日「リレンジ130SP」でゲット

その後も、アタリっぽい感触が何度かあって、
うまく乗ったものの、ジャンプ1発で逃してしまいタイムアップ。
もうちょっと時間があればと惜しまれる部分もありましたが、
連休前に新たな発見をした釣行でした。

もうちょっとこのパターンを煮詰めて自分のものとするために、
翌週・翌々週と続けてこの釣りをやって検証したかったのですが、
この後がゴールデンウィーク、ゴールデンウィークが明けると
西湖もスポーニングとバスの行動パターンも大きく変わり、
季節が進行してしまいました。

帰宅後は東京でもらった春の味覚「タケノコ」を煮て食しました。
季節感って大切ですよw。

西湖釣行記4月26日「リレンジ130SP」でゲット